愛し過ぎたから


真っ暗だった部屋に急に明かりが点された。


えっ?!ま、眩しい!


思わず、目を覆い隠したくなるくらいだが、隠すすべもなく必死に目を閉じた。




『お目覚めかな?』




この声はっ……!!




キッと睨みつけてやった。



そんなことにお構いなしの様子で


『リサちゃん?ちゃんと見張っててくれたのかな?』


部屋の隅で呻き声を上げていた女性に声をかけた。




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