愛し過ぎたから


『あとで、ご褒美久しぶりにあげようね?!』


ご……褒美……?



するとリサと呼ばれた彼女は、更に顔をパァッと輝かせ、両手で顔を隠し可愛いらしく首を横に何度も振った。


『……リサ、あっちへ出てなさい。』


奴が扉の外を指して言うと 不安な表情を見せるリサ。


『大丈夫だから、ちゃんと行くから!待ってなさい!』


少し厳しく言われ、おとなしくドアの外にでるリサ。




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