愛し過ぎたから

奴は、立ち上がりあかねの側まで行くと


『キミみたいなケバイお人形さんは、僕いらないんだよね〜』


あかねを足でｸﾞﾘｸﾞﾘと踏みつけた。


『痛いじゃないっ！やめなさいよっっ！！』


転がりながら抵抗しようとするあかね。


『おまけに、五月蝿いのは、もっと嫌い！』


しっがんで、あかねの髪を引っつかみﾍﾟｯと唾を吐いた。