バレンタインはキライ。─チョコレートキス。─
「ちょ、ちょ、ちょ、分量これで大丈夫?足らなくない?ね───霈罹──!」
分量を量っている、紗莉。
こんなんで、できるのか迷っているらしい。
膨らむんだよ?っていいたい。
「たったまごのから入った───!!!!どーしよ───霈罹ちゃぁぁあん」
さけぶ、かなちゃん。
みんな、どうしてそこまで
料理下手なのか………。
*******
「あとは、まつだけだよ♪」
オーブンに、入れてスイッチオン。
あとは、焼き上がるで待つのみ。
「うわぁぁい♪私にも出来たよ☆」
喜ぶ、心優。
「ほ、ホントに膨らむの?」
まだ、疑問に思っているのか。紗莉は……。
「こ、焦げない?不味くないよね?」
不安がる、かなちゃん。
ふぅ───…、
やっと一息つけるよ。