バレンタインはキライ。─チョコレートキス。─





「えっとその、俺にさ…くれないか?」



そうか、私。



たった数分で、
水無月のたくさんの一面をみたんだ。



それに、たったの数分だけで私は


惹かれてる、水無月に。




「う、ん。いいよ?けれどね、」



「??」



「今は手元にこれしかないの。」



手元には、
水無月が置いてった箱。




ガサガサと、開けて。




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