涙飴
華耶に聞かれたらまずい事でもあるのだろうか。
「分かってると思うけど……あたし、鳴海の事好きになったっぽい……」
顔を真っ赤にして言う美津菜は、いつもより可愛く見えた。
「ぽい、じゃなくて好きなんでしょ?
頑張ってね!」
「え!?美津菜好きな人いるの?」
いつの間に華耶が戻って来ていた。
美津菜の方を見ると、笑ってはいるけれど、何処かいつもと違う雰囲気が漂っている。
「え……いないよ!」
何故だかは分からないが、美津菜が華耶にバレないようにしている事は理解出来た。
「だってさっき、姫月が言ってたじゃん」
「え……聞き間違いじゃない?
ね?姫月」
「……あ、うん」
「分かってると思うけど……あたし、鳴海の事好きになったっぽい……」
顔を真っ赤にして言う美津菜は、いつもより可愛く見えた。
「ぽい、じゃなくて好きなんでしょ?
頑張ってね!」
「え!?美津菜好きな人いるの?」
いつの間に華耶が戻って来ていた。
美津菜の方を見ると、笑ってはいるけれど、何処かいつもと違う雰囲気が漂っている。
「え……いないよ!」
何故だかは分からないが、美津菜が華耶にバレないようにしている事は理解出来た。
「だってさっき、姫月が言ってたじゃん」
「え……聞き間違いじゃない?
ね?姫月」
「……あ、うん」