涙飴
あたしは笑顔でそう言った。
「ありがとう……」
やっと美津菜も笑顔になった。
これで……いいんだよね?
結局、華耶との事は秘密のままにしておく事にした。
今その事を言ったら、ますます美津菜を困らせるだけだ。
それに、もう終わった事。
でも、あたしの中の華耶はどんどん崩れていっている気がする。
美津菜の話が本当なら、華耶はあたしが大地を好きだと言ったから、大地に近付いたという事になる。
華耶は、本当に大地を好きなのだろうか。
すぐに別れるというのも本当だとするならば、大地ともすぐに別れるのだろうか。
いや、そんな事はもう関係ない。
だって、もう大地の事は諦めたんだから。
華耶との事だって、もう大地の事は諦めたんだから、どうでもいいはずだ。
諦めたんだから……。
『告白するかどうかは自分で決めれば?俺は関係ねぇし。
ただ…このままでいてもずっと辛い想いするだけだと俺は思う』
ふと五十嵐の言葉を思い出した。
告白、か。
やっぱりあたし、大地の事をまだ諦められてないのかな……?
「ありがとう……」
やっと美津菜も笑顔になった。
これで……いいんだよね?
結局、華耶との事は秘密のままにしておく事にした。
今その事を言ったら、ますます美津菜を困らせるだけだ。
それに、もう終わった事。
でも、あたしの中の華耶はどんどん崩れていっている気がする。
美津菜の話が本当なら、華耶はあたしが大地を好きだと言ったから、大地に近付いたという事になる。
華耶は、本当に大地を好きなのだろうか。
すぐに別れるというのも本当だとするならば、大地ともすぐに別れるのだろうか。
いや、そんな事はもう関係ない。
だって、もう大地の事は諦めたんだから。
華耶との事だって、もう大地の事は諦めたんだから、どうでもいいはずだ。
諦めたんだから……。
『告白するかどうかは自分で決めれば?俺は関係ねぇし。
ただ…このままでいてもずっと辛い想いするだけだと俺は思う』
ふと五十嵐の言葉を思い出した。
告白、か。
やっぱりあたし、大地の事をまだ諦められてないのかな……?