涙飴
……大地の事、好きだ。


この感覚は、大地が好きという証。


でも、あの頃と違うのは、辛いという感情が入り混じっているから。


どうして五十嵐は、あたしも気付いていなかった事が分かっていたんだろう。



好きだと認めた所で、叶う事はない。

それは分かっていても、凄く残酷な事で。



それはやっぱり辛くて……。
< 121 / 268 >

この作品をシェア

pagetop