涙飴
ドアの前に着いてドアを開けようとしたけど、両手に麦茶の入ったコップを持っていたので開けられなかった。
「美津菜ー開けて」
あたしは部屋の中に居る美津菜へ呼び掛けるが、ドアは一向に開かない。
それどころか返事すらない。
仕方なく、右手に持っていたコップを床に置いてドアを開ける。
「美津菜ー?美津菜が喉渇いたって言うから持って来たのにさぁ……」
ブツブツと文句を言いながら、床に置いたコップを手に取り中に入った。
その文句にさえ美津菜は無反応。
見ると、美津菜は写真らしき物をじっと見ている。
「ちょっと聞いてんの!?てか何それ、写真?」
あたしは美津菜の向かいに座ってその写真を覗き込んだ。
そこに写っていたのは、笑顔のあたしと大地だった。
「美津菜ー開けて」
あたしは部屋の中に居る美津菜へ呼び掛けるが、ドアは一向に開かない。
それどころか返事すらない。
仕方なく、右手に持っていたコップを床に置いてドアを開ける。
「美津菜ー?美津菜が喉渇いたって言うから持って来たのにさぁ……」
ブツブツと文句を言いながら、床に置いたコップを手に取り中に入った。
その文句にさえ美津菜は無反応。
見ると、美津菜は写真らしき物をじっと見ている。
「ちょっと聞いてんの!?てか何それ、写真?」
あたしは美津菜の向かいに座ってその写真を覗き込んだ。
そこに写っていたのは、笑顔のあたしと大地だった。