涙飴
友達……?
「あのさ、実はあたし鳴海の事好きなんだ。だからあんまり女の子と仲良くしてる所見たくないんだよね」
美津菜ははっきりと華耶に言った。
目は真直ぐに華耶を見ている。
「そうなの!?もっと早く教えてよ!
そっかぁ……それでこんなに言ってきたのか。ごめんね。
でも大丈夫だよー!だってあたしには大地君が居るし、だから安心してね」
それが、華耶の答え。
美津菜は、そんな事が聞きたかった訳じゃない筈だ。
放課後、美津菜とあたしは気晴らしにカラオケへ行った。
「わざと分かってないフリしてんじゃないの?」
マイクを握り締めて美津菜が愚痴を言う。
「まぁせっかくカラオケ来たんだから歌おうよ」
そう言って美津菜をなだめるあたしも、華耶に対して怒りはあった。
「てかあの話された後に鳴海と話す?聞いても大した事じゃないとか言ってるし。だったら話すなっつーの!」
結局華耶の鳴海への態度は何も変わらなかった。
好きではないとは思うけど、彼氏が居るからとかいう問題じゃないだろう。
「……鳴海の誕生日、宿泊学習の日って言ったじゃん?
あたし鳴海に告白しようと思うんだ、その日に」
「あのさ、実はあたし鳴海の事好きなんだ。だからあんまり女の子と仲良くしてる所見たくないんだよね」
美津菜ははっきりと華耶に言った。
目は真直ぐに華耶を見ている。
「そうなの!?もっと早く教えてよ!
そっかぁ……それでこんなに言ってきたのか。ごめんね。
でも大丈夫だよー!だってあたしには大地君が居るし、だから安心してね」
それが、華耶の答え。
美津菜は、そんな事が聞きたかった訳じゃない筈だ。
放課後、美津菜とあたしは気晴らしにカラオケへ行った。
「わざと分かってないフリしてんじゃないの?」
マイクを握り締めて美津菜が愚痴を言う。
「まぁせっかくカラオケ来たんだから歌おうよ」
そう言って美津菜をなだめるあたしも、華耶に対して怒りはあった。
「てかあの話された後に鳴海と話す?聞いても大した事じゃないとか言ってるし。だったら話すなっつーの!」
結局華耶の鳴海への態度は何も変わらなかった。
好きではないとは思うけど、彼氏が居るからとかいう問題じゃないだろう。
「……鳴海の誕生日、宿泊学習の日って言ったじゃん?
あたし鳴海に告白しようと思うんだ、その日に」