涙飴
なのにあたしは今、何を迷っているのだろう。
「お前が言う、“権利”って何?
“相応しい子”ってどういう子?
結局その基準は、周りの人間が作ったモンだろ?
そんなの気にしてたら、お前の言う“五十嵐の事をちゃんと見なかった奴”と同じじゃん。
情けなくて、臆病で、意気地無しで、弱虫なお前でも、好きって気持ちがあればそれでいいんだよ。
それだけで、十分隣に居る理由になるんだよ。
それに、人は傷付け合う生き物なんだと思う。
傷付け合って、それでも人は人を好きになる。
だから、傷付かないで恋愛なんて出来ない。
お前だって今、そうやって悩んでるだろ?
だけどそれは好きだから、その痛みの分だけ相手の事を想ってるから。
五十嵐の幸せは、五十嵐が決める事だろ。
だからお前は、その気持ちを伝えればいいんだよ。
ほら、早く行けよ」
「お前が言う、“権利”って何?
“相応しい子”ってどういう子?
結局その基準は、周りの人間が作ったモンだろ?
そんなの気にしてたら、お前の言う“五十嵐の事をちゃんと見なかった奴”と同じじゃん。
情けなくて、臆病で、意気地無しで、弱虫なお前でも、好きって気持ちがあればそれでいいんだよ。
それだけで、十分隣に居る理由になるんだよ。
それに、人は傷付け合う生き物なんだと思う。
傷付け合って、それでも人は人を好きになる。
だから、傷付かないで恋愛なんて出来ない。
お前だって今、そうやって悩んでるだろ?
だけどそれは好きだから、その痛みの分だけ相手の事を想ってるから。
五十嵐の幸せは、五十嵐が決める事だろ。
だからお前は、その気持ちを伝えればいいんだよ。
ほら、早く行けよ」