涙飴
「告白、すればいいじゃん」
大地のいる5組へ駆け足で向かう。
告白しちゃえば、こんなに悩むことないじゃん!
OKだったらそれこそ最高だし、駄目だったとしてもこれでキッパリ諦められるし、華耶と話してるのを見て悲しむこともない!
「大地!?」
あたしは教室の入口で息を切らしながら、大地の名前を呼んだ。
「何だよ姫月。
そんなに急いで」
目の前にいきなり大地が現れたので、びっくりして言おうとしていた言葉を飲み込む。
「……何でここに居るの?」
「は?ここ俺のクラスだし。
つーかそれは俺の台詞……」
「ちょっとこっち来て!」
あたしは大地の腕を掴んで、廊下に引っ張り出した。
「何だよ」
「だって大地の友達とか居たから……」
「聞かれちゃまずい話でもあんの?」
まあね。
ありますとも。
告白という名の。
と心の中で言いながら、
「うん」
とだけ言った。
大地のいる5組へ駆け足で向かう。
告白しちゃえば、こんなに悩むことないじゃん!
OKだったらそれこそ最高だし、駄目だったとしてもこれでキッパリ諦められるし、華耶と話してるのを見て悲しむこともない!
「大地!?」
あたしは教室の入口で息を切らしながら、大地の名前を呼んだ。
「何だよ姫月。
そんなに急いで」
目の前にいきなり大地が現れたので、びっくりして言おうとしていた言葉を飲み込む。
「……何でここに居るの?」
「は?ここ俺のクラスだし。
つーかそれは俺の台詞……」
「ちょっとこっち来て!」
あたしは大地の腕を掴んで、廊下に引っ張り出した。
「何だよ」
「だって大地の友達とか居たから……」
「聞かれちゃまずい話でもあんの?」
まあね。
ありますとも。
告白という名の。
と心の中で言いながら、
「うん」
とだけ言った。