同居人が男の子!?



「はあ…。どうしよう」

自覚したのはいいんだけどね。

「なあに?ため息ついて」


隣の席に座っていた抄希が顔を覗いてきた。
大きなキレイな瞳に思わずきゅんってなってしまう。



いずれは抄希に言わなきゃなあ…て思ってたけど…いざ言うとなると緊張するな。


あたしは、好きな人を友達に打ち明けるのは蓮くんと光樹の二回だけ。



「あたしねー…」


口を開いた瞬間、あたしの体に影が重なる。
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