同居人が男の子!?



抄希はただ影の持ち主を見上げたまま動かない。

あたしは抄希につられて後ろを振り返った。
その時香る甘い香り。



上を見上げるとあたしを見下ろす光樹がいた。



うっわ…!めっちゃどきどきする。好きになった瞬間からどきどきするって恋ってすごくない?



「お…はよ…」

緊張してあたしは言葉の間に間が空いてしまう。


「おはよ。」

明らかに不機嫌。
あたしは背中に嫌な汗が伝うのを感じた。
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