同居人が男の子!?



突然後ろから声が。
その声は明らかに男の人。


さっいあーーくっ!!

ちらっと横目で見たら壁に寄りかかってる蓮くんの姿。



「あ…蓮くん…」

「風邪、治ったんだ」


爽やかににこりと笑う蓮くん。
あたしはそれを見てどうこう思わなかった。


まだ蓮くんが好きな頃、あたしはその笑顔に倒れてたと思う。


「あ…うん。心配してくれてありがと」


ぱっと蓮くんから目を外し、あたしは日誌を書き続けた。
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