同居人が男の子!?
夢じゃない現実
1日、ずっとフリーズしていた。
気づいたらもう時刻は5時。放課後だった。
「ちょっと、美緒ー?カラオケ行こうってさっきから言ってるじゃんっ」
抄希が机に両手をつき、身を乗り出してきた。
「…っああ、ごめん!!カラオケ行こう、スッキリしたいもん」
右手を天井に向けて振り上げた。
「スッキリ?したいことでもあんの?」
眉間にシワを寄せて、前の机の椅子に腰をおろした抄希。
ーーーあ。
まだ抄希に言ってなかった。
光樹と同居することを。