同居人が男の子!?
甘い傷痕
あたしと光樹が付き合い始めてからはや一週間。
でもだからといった進展はまったくなし。
キスもなけりゃデートもないし、放課後もばらばらに帰ってるし。
「…これって付き合ってるとかいうのかな…」
つい呟いてしまった言葉に敏感に反応する抄希。
いまは抄希と行き付けのおしゃれなカフェにいる。
ほぼ茶色に統一されていて静かなBGMが流れてて。あたしたちはいつも外の丸いテーブルに座っていることが多い。
今日は天気がいいから抄希と外で語り合っていた。