同居人が男の子!?




「…もー」


はだけたシャツを直そうと視線をずらしたら…。


「!!!?」


視線の先には赤く滲んだものが。



さっき痛みが走ったところだ。




まさか…キスマーク!?

やばいっ。こんな見えるところにつけられちゃったよ!


みんなにばれる…。


あたしは無理やり光樹をどけた。だから光樹はソファーの角に頭をぶつけた。しかし起きない。




薬箱を引きずりだしてきて絆創膏を探した。



なんだあ
隠せばいいんじゃん。



少し大きめの絆創膏を二枚貼ってあたしはケータイをふと見た。



ちかちかとピンク色が点滅している。
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