同居人が男の子!?
もうキスしちゃいそうな距離。
あたしは後退り。したいところだけどソファーの背もたれが邪魔で下がれない。
「やっ…あのー、えっと…」
必死に言い訳を考える。でも今のあたしじゃまず無理。茶色い瞳があたしを捉えて離さない。
「…。はあ。いいよ、連絡でもすれば?」
小さなため息をついてふいっと逸らされた視線。
ズキッ…
え?それだけ?なんで光樹が怒ってるの?
ただあたしは…
「蓮くんの告白を断ろうとしてるのに…」