同居人が男の子!?





『もしもし?』


電話越しから聞こえる高い声。


それが嫌で思わず耳を塞ぎたくなった。



白い床の階段は思った以上にひんやりしていて、暑い今日は快適。



あたしは左手を床について足を思いっきり伸ばした。




「なに?」


わざと低い声で言ってみる。


少し間があいた。今、唯花がどんな顔をしてるのか大体予想がつく。



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