同居人が男の子!?






きっと。


きっと目の前のひとが。
光樹だったらあたしは笑っていた。



きってあたしは涙を見せなくてもよかった。




気づいたら20分の道のりを歩いていた。


家の部屋にはほのかなオレンジの光がカーテンでぼやけていた。




リビングには光樹がいる。

そう思うだけで足取りは早くなる。




早く家に入りたい。
だんだん歩くスピードが早くなっていることは自分でもわかるほど。






「西川」
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