同居人が男の子!?


「……お?美緒?」

ハッと誰かの声がして我に帰った。
顔を上げると絡み合う光樹との視線。

お風呂に入ったようで髪からはかすかな甘い香りと濡れた髪。

目に少しかかっている髪の奥から覗く熱っぽい目。


ドキンッ

わっ…わわっ!思い出しちゃった!

恥ずかしいよ。

パッとと目を外してわざと冷たく声を返した。


「なに」
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