同居人が男の子!?





それで…ハッと気づいた。


たしかに、俺は美緒を責めてばっかりで。



ただ…蓮とキスをしたのを許せなくて、こんな形で八つ当たり。




最低だ。


唯花が嘘をついてるのかもしれない。

俺たちを別れさせようとしてるのかもしれない。


なんでかわかんねぇけど。



俺はその現場を見たわけでもないし。

美緒の言葉を信じよう。



壁に押さえつけていた華奢な小さな身体を自由に解放して俺はじっと美緒の瞳を見つめた。



揺れる甘い瞳に鼓動が早くなるのを感じる。





こんなに好きなんだ。
大丈夫。




「蓮とキスしたの?」



聞いてみた。
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