同居人が男の子!?
「こういう時に限って…」
視界がだんだん霞んで。
「あれ?西川じゃん」
身体に影が落ちたと同時に顔をあげると、そこには心配そうな蓮くんがいた。
慌てて涙を脱ぐって笑顔を向けた。
「えへっ。クレープ喉につまっちゃった…」
必死に笑いながらあたしは無理な言い訳をした。
「…1人?」
回りをキョロキョロ見回してあたしに視線を向けた。
喉につまらせたのは無視。きっと蓮くんは気づいてるんだろうなあ。