同居人が男の子!?





蓮くんはそっとあたしの隣に座った。でも前みたくドキドキしないのは、きっとまだ光樹が好きだから。




道行く人にはカップルもいて、仲良くてをくんで。



そういえばあたし、光樹とどこにも行ってないや。そろそろ夏休みだしって思ってて。




余裕ぶっこいてたなあ。もうデートなんてできないのにね。



「なに?まさか光樹とうまくいってないの?…なんつって」



その冗談も言い返せない。


驚いた表情を浮かべた蓮くんは、ゆっくりとてを伸ばしてきた。





「……っ」


うっ…わ。また抱き締められた…。




落としそうになるクレープを必死に捕まえて。
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