同居人が男の子!?
「……っ」
言葉がまた喉の奥に戻っていってしまった。
光樹はあたしが切ったところを口に含んだ。
伏せてるまつ毛をじっと見つめる。
どうしよう。
触れられたのは久しぶりでどうすればいいか分からないよ。
ただ、マネキンのように仁王立ち。
そしてゆっくりと唇が指から離れた。
「ん。血止まった」
そしてまたあたしの瞳っ心を意図も簡単に捉えた。
「あっ…りがと…」
声が震えて、涙がでそう。
なんで優しくしてくれるんだろう…。
泣いちゃいそうじゃん。