同居人が男の子!?




出かける予定のない今日はジャージを着てリビングに降りた。



光樹はさっきあたしがねていたソファに座りながらニュースを見ていた。


お昼前の今は面白い番組なんてやっていないから。



普段ニュースなんて見ない光樹の意外な一面だ。


なにより光樹がリビングにいてくれてることが嬉しかった。



どこにいればいいのか分からないあたしはとりあえずお昼の準備をしようとキッチンに立ってみた。



キッチンとリビングは繋がっていて、光樹の後ろ姿はばっちり見える。





と、不意に光樹が振りかえる。



「まだ昼は早いって。こっちおいで?」



小さく手招きをした。
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