同居人が男の子!?



それをみたあたしは変なことを口走る。


「えっ?べつに!!まったく大丈夫だよ!?

…きにして…ない…から」



その言葉とは裏腹にあたしの瞳には大きな粒が。

熱くてどんどん込み上げてくる。


「……ホント…ごめん」


そうとだけ言うと光樹は保健室から出ていった。


……。

気にしてないわけない。大丈夫なわけない。


胸になにか刺さるような痛み。
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