同居人が男の子!?
夫婦みたい!?
分かった。
意味もなく泣きたくなる理由。
胸になにか刺さるような痛みの理由。
心の奧がぎゅーってなる理由。
あたしは光樹に恋をしたんだ。
薄々気づいてた。自分の気持ちに。でもどこか認めたくない自分がいて。
光樹なんてての届かない相手。
だから恋しただけ無駄。
その思いを指し抜いてあたしは光樹に恋をした。
そう自覚してから学校では光樹を目で追うばかり。探すばかり。