《完》オフィスでとびきりの夜を
6―思いがけない再会
☆☆☆☆☆
――次の日。
オフィスで顔をあわせた
瑞樹は形式的な挨拶はして
くれるものの、決して目を
見て話してくれる事はなかった。
よそよそしいカタチだけの言葉。
それがあたし達の関係に
深い溝が入ってしまったん
だってことを、改めて
あたしに思い知らせる。
仕事を始めて数時間経つと
瑞樹はさりげなく課長に
声をかけ、二人でどこか
別室に移動した。
とはいえ昨日のことが
あって、みんな瑞樹には
こっそり注目してる。
二人が部屋を出ていく
なり、オフィスはすぐさま
騒がしさに包まれた。
「ねぇねぇ。
あれ、昨日の話をしに
行ったんじゃないの??」
――次の日。
オフィスで顔をあわせた
瑞樹は形式的な挨拶はして
くれるものの、決して目を
見て話してくれる事はなかった。
よそよそしいカタチだけの言葉。
それがあたし達の関係に
深い溝が入ってしまったん
だってことを、改めて
あたしに思い知らせる。
仕事を始めて数時間経つと
瑞樹はさりげなく課長に
声をかけ、二人でどこか
別室に移動した。
とはいえ昨日のことが
あって、みんな瑞樹には
こっそり注目してる。
二人が部屋を出ていく
なり、オフィスはすぐさま
騒がしさに包まれた。
「ねぇねぇ。
あれ、昨日の話をしに
行ったんじゃないの??」