《完》オフィスでとびきりの夜を
圭輔がピクッと顔を向けて、
「お、休憩か。
――ちょうどいい。
カメラマンがオレに変わる
以外は後のスタッフは
だいたい同じだから、
柳瀬クン紹介しとくかな」
「え? あ、ハイ、
よろしくお願いします!」
瑞樹が元気よく返事した
のを受けて、圭輔は瑞樹を
先導して撮影スタッフの
中心に歩いていく。
あたしは遠慮して壁際に
残り、離れた所から見てる
ことにした。
撮影自体には、あたしは
関係ないし。
集まったスタッフに圭輔
から紹介されて、瑞樹は
一人一人に丁寧に頭を下げて
『よろしくお願いします!』
って挨拶してる。
(ホント……どこまでも
一生懸命なんだから)
「お、休憩か。
――ちょうどいい。
カメラマンがオレに変わる
以外は後のスタッフは
だいたい同じだから、
柳瀬クン紹介しとくかな」
「え? あ、ハイ、
よろしくお願いします!」
瑞樹が元気よく返事した
のを受けて、圭輔は瑞樹を
先導して撮影スタッフの
中心に歩いていく。
あたしは遠慮して壁際に
残り、離れた所から見てる
ことにした。
撮影自体には、あたしは
関係ないし。
集まったスタッフに圭輔
から紹介されて、瑞樹は
一人一人に丁寧に頭を下げて
『よろしくお願いします!』
って挨拶してる。
(ホント……どこまでも
一生懸命なんだから)