《完》オフィスでとびきりの夜を
「おはようございます。
すいません、今日は突然
ムリ言って」
「ん? 全然オッケーだよ。
別に人数制限されてたわけ
じゃないし、莉央は代理で
打ち合わせ来てくれた事も
あるんだから」
そう言って気さくに笑って
くれる沙織さん。
そして軽く辺りを見渡すと、
「それじゃ、これで全員だね。
瑞樹クンもそろそろ
スタジオに入るから、
私達も行こっか」
「はいっ!」
期待に胸を膨らます後輩が
元気よく返事し、あたし
達は連れ立ってスタジオに
向かって歩き出す。
邪魔にならないように
会話を控えて、ソロソロと
スタジオ入口の扉を
開けると――…。
_
すいません、今日は突然
ムリ言って」
「ん? 全然オッケーだよ。
別に人数制限されてたわけ
じゃないし、莉央は代理で
打ち合わせ来てくれた事も
あるんだから」
そう言って気さくに笑って
くれる沙織さん。
そして軽く辺りを見渡すと、
「それじゃ、これで全員だね。
瑞樹クンもそろそろ
スタジオに入るから、
私達も行こっか」
「はいっ!」
期待に胸を膨らます後輩が
元気よく返事し、あたし
達は連れ立ってスタジオに
向かって歩き出す。
邪魔にならないように
会話を控えて、ソロソロと
スタジオ入口の扉を
開けると――…。
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