《完》オフィスでとびきりの夜を
11―一緒に歩きたいから
☆☆☆☆☆
肌に触れる瑞樹の指が、
ひんやりと冷たい。
だけどそれはあたしの体の
方が、もう焼けるように
熱いからなんだろうって……
ジンジンと追い立てる
感覚の中で、あたしは
そんなことを考えてた。
――久しぶりに訪れた
瑞樹の部屋。
瑞樹の好きな物が
集められてるインテリア。
カーテンは濃いダーク
グリーンで、差し込む
午後の光をまるで木漏れ日
みたいに見せてる。
ベッドシーツは、サラサラ
した生成りのオフホワイト。
――瑞樹の腕に抱かれ
ながら、あたしは今までの
『ゴメンね』を込めて、
体の奥から沸き上がる
衝動に身を任せてた。
肌に触れる瑞樹の指が、
ひんやりと冷たい。
だけどそれはあたしの体の
方が、もう焼けるように
熱いからなんだろうって……
ジンジンと追い立てる
感覚の中で、あたしは
そんなことを考えてた。
――久しぶりに訪れた
瑞樹の部屋。
瑞樹の好きな物が
集められてるインテリア。
カーテンは濃いダーク
グリーンで、差し込む
午後の光をまるで木漏れ日
みたいに見せてる。
ベッドシーツは、サラサラ
した生成りのオフホワイト。
――瑞樹の腕に抱かれ
ながら、あたしは今までの
『ゴメンね』を込めて、
体の奥から沸き上がる
衝動に身を任せてた。