《完》オフィスでとびきりの夜を
離れてた期間を埋めようと
するように求め合った。
これで本当にそれが
埋まったのかはわからない
けど――
でも、今のあたしは幸せだから。
だからもう、いいやって。
いつまでもクヨクヨ
しないで、これからは
未来を向いて進んで行けば
いいんだって。
―――なんとなく、そう思えた。
「やっとわかった。
莉央の気持ち」
あたしに右腕を貸して
天井を見つめたまま、
ポソリと瑞樹が言う。
『え?』と目だけで問い
返すと、瑞樹もチラッと
こっちを見てイタズラッ
ぽい笑みを浮かべて、
「莉央がどれだけオレの
ことを好きか。
あの感じ方見てたら、
イヤでもわかるよね」
するように求め合った。
これで本当にそれが
埋まったのかはわからない
けど――
でも、今のあたしは幸せだから。
だからもう、いいやって。
いつまでもクヨクヨ
しないで、これからは
未来を向いて進んで行けば
いいんだって。
―――なんとなく、そう思えた。
「やっとわかった。
莉央の気持ち」
あたしに右腕を貸して
天井を見つめたまま、
ポソリと瑞樹が言う。
『え?』と目だけで問い
返すと、瑞樹もチラッと
こっちを見てイタズラッ
ぽい笑みを浮かべて、
「莉央がどれだけオレの
ことを好きか。
あの感じ方見てたら、
イヤでもわかるよね」