《完》オフィスでとびきりの夜を
バタバタとけっこう大きな
足音をたてて、オフィスに
一人のコが駆け込んできた。
後輩社員のミチだ。
ミチはあたしの斜め前の
自分の席に到着すると、
全員を見回しながら大きな声で、
「ニュースだよ!
うちの新課長、決まった
みたい!」
「えっ!?」
あたし達――その場にいた
ストロベリーガールズ
関係者全員が、そろって
声をあげた。
(やっと決まったんだ――!)
今週中に着任とか言っとき
ながら部長からなんの
報告もなくて、もしや
延期なんじゃってみんな
思ってた頃だった。
「だ、誰だれっ!?」
口々にあがる声に、ミチは
軽く息を吸ってからハッキリと、
「なんと、マダム・リリー!!」
足音をたてて、オフィスに
一人のコが駆け込んできた。
後輩社員のミチだ。
ミチはあたしの斜め前の
自分の席に到着すると、
全員を見回しながら大きな声で、
「ニュースだよ!
うちの新課長、決まった
みたい!」
「えっ!?」
あたし達――その場にいた
ストロベリーガールズ
関係者全員が、そろって
声をあげた。
(やっと決まったんだ――!)
今週中に着任とか言っとき
ながら部長からなんの
報告もなくて、もしや
延期なんじゃってみんな
思ってた頃だった。
「だ、誰だれっ!?」
口々にあがる声に、ミチは
軽く息を吸ってからハッキリと、
「なんと、マダム・リリー!!」