《完》オフィスでとびきりの夜を
3―マダムは若いコがお好き?
☆☆☆☆☆
『キミみたいな子がいて
よかったわ』
『気に入ったわ』
藤倉課長が着任して数日――…。
着任初日のあの言葉が
口先だけじゃなかった
ことは、すぐにハッキリした。
だって次の日から、課長は
事あるごとに瑞樹を呼んで
仕事を言いつけたり、
意見を聞いたりしてる。
目に見えたひいきって
ほどじゃない。
チーフの沙織さんを始め
他のメンバーとも色々
相談したり、ちょこちょこ
仕事を言いつけたりもしてる。
だけどやっぱり――
『瑞樹』って名前を口に
する頻度が、他の子達より
少しだけ多い。
最初の何日かは、あたしが
気にしてるからそう思え
ちゃうのかなって思った。
『キミみたいな子がいて
よかったわ』
『気に入ったわ』
藤倉課長が着任して数日――…。
着任初日のあの言葉が
口先だけじゃなかった
ことは、すぐにハッキリした。
だって次の日から、課長は
事あるごとに瑞樹を呼んで
仕事を言いつけたり、
意見を聞いたりしてる。
目に見えたひいきって
ほどじゃない。
チーフの沙織さんを始め
他のメンバーとも色々
相談したり、ちょこちょこ
仕事を言いつけたりもしてる。
だけどやっぱり――
『瑞樹』って名前を口に
する頻度が、他の子達より
少しだけ多い。
最初の何日かは、あたしが
気にしてるからそう思え
ちゃうのかなって思った。