《完》オフィスでとびきりの夜を
周りの何人かが軽く驚いて
あたしを見てたんで、
「……なんかノド渇いちゃった。
ちょっとジュース買ってくる」
とっさの思いつきでそう
言うと、あたしは財布を
持って部屋を出た。
(ちょうどいい。
ホントにジュースでも
飲んで、頭冷やさなきゃ……)
ここ数日のあたしは
どうかしてる。
……自分でもそんなことは
わかってるんだ。
瑞樹が女子にモテモテ
なのは前から。
あんなにカッコよくて
性格もいいうえに、
表向きはフリーって
ことになってるんだもん、
モテないわけがない。
課長だって独身の女の人だ。
社内のアイドル的存在の
瑞樹が部下になって気に
入ったとしたって、
おかしくないじゃない。
あたしを見てたんで、
「……なんかノド渇いちゃった。
ちょっとジュース買ってくる」
とっさの思いつきでそう
言うと、あたしは財布を
持って部屋を出た。
(ちょうどいい。
ホントにジュースでも
飲んで、頭冷やさなきゃ……)
ここ数日のあたしは
どうかしてる。
……自分でもそんなことは
わかってるんだ。
瑞樹が女子にモテモテ
なのは前から。
あんなにカッコよくて
性格もいいうえに、
表向きはフリーって
ことになってるんだもん、
モテないわけがない。
課長だって独身の女の人だ。
社内のアイドル的存在の
瑞樹が部下になって気に
入ったとしたって、
おかしくないじゃない。