《完》オフィスでとびきりの夜を
「………莉央さん?
どうしたの?」
突然耳に飛び込んできた
声と肩を叩かれる感触に、
あたしは心臓が止まり
そうなほど驚いて飛び上がる。
あまりの驚きに声も出ず、
強張った体でぎこちなく
顔をあげると――…。
「瑞樹――…!!」
テーブルの脇から覗き込む
ようにして目の前に
立ってたのは――他でも
ない、瑞樹だった。
(え……な、なんで瑞樹が
ここに……!?)
さっきまでの動揺もさめ
やらない状態でさらに混乱
して、あたしの頭は
ほとんどパニック状態。
それは表情にもしっかり
出ちゃってたんだろう。
あたしと目が合うと瑞樹は
ロコツに眉をひそめて、
「どうしたの、莉央さん。
大丈夫?」
どうしたの?」
突然耳に飛び込んできた
声と肩を叩かれる感触に、
あたしは心臓が止まり
そうなほど驚いて飛び上がる。
あまりの驚きに声も出ず、
強張った体でぎこちなく
顔をあげると――…。
「瑞樹――…!!」
テーブルの脇から覗き込む
ようにして目の前に
立ってたのは――他でも
ない、瑞樹だった。
(え……な、なんで瑞樹が
ここに……!?)
さっきまでの動揺もさめ
やらない状態でさらに混乱
して、あたしの頭は
ほとんどパニック状態。
それは表情にもしっかり
出ちゃってたんだろう。
あたしと目が合うと瑞樹は
ロコツに眉をひそめて、
「どうしたの、莉央さん。
大丈夫?」