《完》オフィスでとびきりの夜を
4―さらなる波乱
☆☆☆☆☆
それからまた数日が過ぎて。
結局あたしはこの間休憩
ルームで聞いた話を誰に
相談することもできず、
悶々とした毎日を送ってた。
課長が瑞樹を呼んだり
一緒にいるところを見る
たびに、嫌な思いが体を
駆け巡る。
素知らぬふりして二人の
様子を盗み見て、ホッと
したりイラッとしたり。
そして仕事もそこそこに
そんなことばっかりしてる
自分に、自分でも嫌気がさした。
そんなある日の午後――。
何の予告もなしに、急に
藤倉課長がミーティングを
したいって言い出した。
「ミーティング?
って、なんのですか?」
それからまた数日が過ぎて。
結局あたしはこの間休憩
ルームで聞いた話を誰に
相談することもできず、
悶々とした毎日を送ってた。
課長が瑞樹を呼んだり
一緒にいるところを見る
たびに、嫌な思いが体を
駆け巡る。
素知らぬふりして二人の
様子を盗み見て、ホッと
したりイラッとしたり。
そして仕事もそこそこに
そんなことばっかりしてる
自分に、自分でも嫌気がさした。
そんなある日の午後――。
何の予告もなしに、急に
藤倉課長がミーティングを
したいって言い出した。
「ミーティング?
って、なんのですか?」