甘い疑惑の王子様
Distorted mind
夕食の支度が進みテーブルに出来上がった料理を並べていく。
「涼、ねぇちゃん手伝え」
「はぁ~い!」
涼がソファーから立ち
台所へと走って来た。
「ハンバーグ!!!」
今日は涼の大好物のハンバーグ。
「やったなぁ~」
「うん!」
シンちゃんが涼の頭を撫で
私の隣に来た。
『ありがと』
「いえいえ」
何も言わずにお皿を持ち上げ
テーブルに並べるシンちゃんに
お礼を言った。
全ての料理がテーブルに並ぶと
私達は椅子に座った。