甘い疑惑の王子様
『…っじゃあ…私はやめる…もうこんなの嫌だ!母親面ももうしない!自分で勝手にしたらいいっ』
ずっと溜めていた思いを
梨子にぶつけた。
こんなに言ってくれる人が居るのに
梨子には分からないなら……
「おい真奈美!何言ってんだよ」
私の腕を後ろから掴む
シンちゃんを私は振り払った。
『何も分からならずっとそのままで居なよ!私はもう止めるっ!!』
「おいっ!真奈美っ!!」
私は家を飛び出した。
何も考えたくない。
今までやってきた事の
全ての結果がこれなら
私はもう止める!
母親になるのは
ウンザリだっ!!