Diary
「皆藤さん、終わりそ~?」
声をかけてきたのは夏希。
同期の彼女には仲良くしてもらってる。
「うん。後これだけ。先にロッカー行ってて。」
それを聞くと彼女は小声で“頑張って“って言いながら含み笑いを残し、エレベーターで1Fへ降りていった。
いろんな意味での“頑張って“。
そう、誰にだって苦手な人の一人や二人いるでしょ。
私の場合は沢山だけど。
だからこそ気の合う人は貴重。
大事にしたい。