Diary

大矢もこれといっていつも通りで、何だかまた話したくなっていた。


水曜日。


今日はさっさと仕事終わらせよ!


いつもより張り切るみな子。
皆は気付いているだろうか。

20時に今度は大矢の最寄り駅で待ち合わせだった。

19時10分。


何とか終了。

よし、間に合う。

疲れきった顔が少しでも血色良く見えるよう、チークを叩いた。


「お疲れ様です。」

すれ違う人に挨拶をする声がいつもよりはっきりしていた。
< 30 / 36 >

この作品をシェア

pagetop