Diary
大矢もこれといっていつも通りで、何だかまた話したくなっていた。
水曜日。
今日はさっさと仕事終わらせよ!
いつもより張り切るみな子。
皆は気付いているだろうか。
20時に今度は大矢の最寄り駅で待ち合わせだった。
19時10分。
何とか終了。
よし、間に合う。
疲れきった顔が少しでも血色良く見えるよう、チークを叩いた。
「お疲れ様です。」
すれ違う人に挨拶をする声がいつもよりはっきりしていた。