こんな彼氏は嫌だっ!
あたし多分期待してた。



あたしだけが好きじゃないって言ってくれると思ってた。




けど言ってくれなかったね…。






あ〜あ…。


走って逃げて来たけど、こんな顔じゃ教室に戻るわけもいかなくて、仕方がなく近くのベンチに座った。



「……うっ…うっ…うわぁーん…」」


一人だから思いっきり泣いた。



一人だけのお弁当は涙の味しかしなかった。



「…まず…」




ザッ―



下を向いていたあたしには誰が来たのだか分からなかったけど人が来たのは分かった。



…もしかして…悟生…?
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