俺はお前だけの王子さま
腹がたつ。
俺ってなんだ?
優等生と問題児の差?
俺は…
俺だけじゃ
どうにも出来なかった
すげぇ、惨めだ…
「お前…不器用なんだな。」
雨音だけの下駄箱に
静かに声が響いた。
「……あぁ?」
俺が顔をあげると蛍光灯の灯りがついた下駄箱に
もたれるようにして
徳井が立っていた。
「たまたま俺が部活後に職員室に寄ったから良かったけどさ…」
徳井は下駄箱から体を離し
傘立てから傘を取る。
「お前、桂先生にすげぇ嫌われてんのな。」
ははは、と小さく笑う徳井。
「…なに笑ってんだ?」
俺はイライラしながら徳井を睨む。
徳井は静かに傘を開きながら
俺を見た。
「人生もっと上手くやれよ。」
じゃーな
そう言って徳井は雨の中帰って行った。
俺ってなんだ?
優等生と問題児の差?
俺は…
俺だけじゃ
どうにも出来なかった
すげぇ、惨めだ…
「お前…不器用なんだな。」
雨音だけの下駄箱に
静かに声が響いた。
「……あぁ?」
俺が顔をあげると蛍光灯の灯りがついた下駄箱に
もたれるようにして
徳井が立っていた。
「たまたま俺が部活後に職員室に寄ったから良かったけどさ…」
徳井は下駄箱から体を離し
傘立てから傘を取る。
「お前、桂先生にすげぇ嫌われてんのな。」
ははは、と小さく笑う徳井。
「…なに笑ってんだ?」
俺はイライラしながら徳井を睨む。
徳井は静かに傘を開きながら
俺を見た。
「人生もっと上手くやれよ。」
じゃーな
そう言って徳井は雨の中帰って行った。