俺はお前だけの王子さま

「優等生なら学習しようよ?」


その台詞に
私は恐る恐る顔をあげる。


さっき気付かなかったけど…


その顔には見覚えがあった。




「ちょっ…なんなのよ。」


反抗する加奈子。




その隣で
私はあの日を思い出して泣きたくなっていた。




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