俺はお前だけの王子さま
ギシ…となるベッド。
安いスプリングに、もうひとつ
ため息をついた。
「…ビビってるんじゃねぇよ」
「じゃあなんだよ?」
ヒロキに見つめられ
俺は気まずくて首に手を回した。
「俺はただ…渡瀬が徳井を好きなら俺達の出る幕じゃねぇって思ったんだよ。」
正直…
さっきの話で渡瀬と徳井の絆の深さみたいなものを感じた。
俺やヒロキはそこに立ち入るべきなのか?
渡瀬が望むのは…なんなんだ?
俺は―…
そんな俺に
ヒロキはため息をついた。
「そういうのをビビってるっつうんだよ。」
「………」
「春馬が諦めても俺はいくから。」
ヒロキはそう言うと部屋の電気を消した。
ヒロキの寝息を聞きながら―…
寝心地の悪いベッドのせいか
渡瀬のせいか…
俺はしばらく眠れなかった。
安いスプリングに、もうひとつ
ため息をついた。
「…ビビってるんじゃねぇよ」
「じゃあなんだよ?」
ヒロキに見つめられ
俺は気まずくて首に手を回した。
「俺はただ…渡瀬が徳井を好きなら俺達の出る幕じゃねぇって思ったんだよ。」
正直…
さっきの話で渡瀬と徳井の絆の深さみたいなものを感じた。
俺やヒロキはそこに立ち入るべきなのか?
渡瀬が望むのは…なんなんだ?
俺は―…
そんな俺に
ヒロキはため息をついた。
「そういうのをビビってるっつうんだよ。」
「………」
「春馬が諦めても俺はいくから。」
ヒロキはそう言うと部屋の電気を消した。
ヒロキの寝息を聞きながら―…
寝心地の悪いベッドのせいか
渡瀬のせいか…
俺はしばらく眠れなかった。