俺はお前だけの王子さま
「あはは…うん、ビキニだよ。
なんか愛子、スクール水着持って来てたから、さっき強制的に売店でビキニ買わせたの」


「は?え?マジで?」


夏木の言葉に一瞬、
目を丸くさせたあと

夏木と同じように笑いだしたヒロキ。


はぁぁ?

スクール水着!?

なんだそりゃ…


「ったく…何考えてんだよ。」


笑えない俺に
ヒロキが小さく囁いた。


「ある意味スク水も良いよな♪」


俺は鼻の下がだらしなく伸びたヒロキの顔面を叩いた。


痛がるヒロキ。


ったく…


マジでこいつは
どうしようもない。


渡瀬と海に
いつもより舞い上がるヒロキ。


海にきて

早くも理性を失いかけるヒロキの首に


鎖を繋ぎたい心境になった。



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