俺はお前だけの王子さま
俺は不機嫌なオーラを放ちながら渡瀬の弁当に目をやった。


俺はヒロキみたいに女子の機嫌とったりはまっぴらなんだよ。


「な?お前もなんとか言えよ―」


爽やかに笑うヒロキだが
要するに俺にも会話に加わって協力しろって言ってる。


うぜぇ…

なんで俺が女子に…




渡瀬が俺を見た。


俺は…お前には媚びねぇ。


俺はいい放った。


「…貧相な弁当だな」



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