俺はお前だけの王子さま
残された夏木と王子
―――…
「ほら、やるよ」
パラソルの日陰に座る夏木に
俺は買ってきたイチゴのかき氷を差しだす。
「わぁ、ありがと♪練乳だぁ」
肩にバスタオルをかけた夏木は俺からかき氷を受け取った。
それをストローですくって口に入れる。
「ん~美味しい♪王子くんのは?」
ストローを氷にさしながら俺を見る夏木。
その隣に
人ひとり分離れて俺は腰をおろした。
「俺は、いい」
後ろに手をついて
少し離れた場所の海で戯れている渡瀬とヒロキを目で追う。
「ほら、やるよ」
パラソルの日陰に座る夏木に
俺は買ってきたイチゴのかき氷を差しだす。
「わぁ、ありがと♪練乳だぁ」
肩にバスタオルをかけた夏木は俺からかき氷を受け取った。
それをストローですくって口に入れる。
「ん~美味しい♪王子くんのは?」
ストローを氷にさしながら俺を見る夏木。
その隣に
人ひとり分離れて俺は腰をおろした。
「俺は、いい」
後ろに手をついて
少し離れた場所の海で戯れている渡瀬とヒロキを目で追う。